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税理士事務所のブログで何を書くべきか テーマ選定の手順を解説
ホームページを用意したものの、ブログを前にすると手が止まってしまう。税理士事務所の方から、こうした声をうかがうことは少なくありません。書く時間がないという以前に、そもそも何を書けばよいのかが決まらない、という段階でつまずいているケースです。逆にいえば、テーマさえ決まっていれば執筆は進みます。本記事では、税理士事務所がブログのテーマを選ぶための手順を整理します。
テーマが決まらない二つの理由
一つは、専門知識が豊富であるがゆえに、書くべき水準を高く設定してしまうことです。制度をひととおり正確に解説しようとすると、調査時間も分量も膨らみ、公開までのハードルが上がります。結果として下書きのまま止まってしまう記事が増えていきます。
もう一つは、読者像が定まっていないことです。誰に向けて書くのかが曖昧なままだと、内容がどうしても一般論に寄り、どの事務所でも書けそうな記事が並びます。反対に読者を具体的な一人に絞ると、書くべきことは自然と限られてきます。
テーマは実際に受けた質問から拾う
相談や問い合わせのやり取りを書き出す
面談、電話、メールで受けた質問は、そのままブログのテーマになります。「顧問料はどのように決まるのか」「税理士を変えるときはどう進めるのか」「初回相談には何を持っていけばよいのか」といった、業務そのものより手前にある疑問は、インターネットでも調べられやすい部類です。専門家からすると当たり前に思える内容ほど、依頼を検討している側は知らないまま不安を抱えています。
事務所の考え方として言語化する
質問への答えは、個別の税務判断としてではなく、事務所の方針や進め方として書くと記事になります。「当事務所ではこの順序で進めます」という説明は、他の事務所と内容が重なりにくく、比較検討中の読者にとって判断材料になります。ここが、制度解説だけの記事との大きな違いです。
テーマを決める手順
実際の作業は、次の流れで進めると迷いにくくなります。
- 直近三か月ほどで受けた質問を、思い出せる限り箇条書きにする
- 「料金と依頼の流れ」「事務所選び」「制度の基礎」などに分類する
- 分類ごとに、自分の事務所が答えやすいものから順に並べ替える
- 一つの質問につき一記事と決め、先にタイトルだけ書いてしまう
- 決まったテーマを一覧にし、公開予定日を割り振る
大切なのは、書く直前にテーマを考えないことです。まとめて洗い出して一覧にしておけば、執筆日には書くことだけに集中できます。テーマ切れを感じたときも、この一覧に戻れば済みます。
書き続けるための工夫
一本あたりの分量をあらかじめ決めておくことも有効です。千五百字程度と決めておけば、盛り込みすぎを防げますし、一つの記事で扱う論点が絞られるため、読み手にも伝わりやすくなります。書ききれなかった内容は次回のテーマに回せば構いません。
また、更新の間隔は無理のない範囲で固定してください。毎日書く必要はなく、月に二本でも継続していれば、事務所の考え方が伝わる記事は着実に積み上がります。一般的に、更新が止まったサイトよりも、少しずつでも情報が増えているサイトのほうが読者の信頼を得やすいとされています。
まとめ
ブログのテーマは、ゼロから発想するものではなく、日々の相談のなかにすでにあります。受けた質問を書き出し、分類し、一覧にしておく。この手順を一度踏んでおけば、次に何を書くかで悩む時間は大きく減らせます。
とはいえ、洗い出しまではできても執筆の時間が取れないという事務所も多いかと思います。当社では士業向けのホームページ制作とあわせて、ブログ記事の代行作成やアクセス解析レポートもお受けしています。運用にお悩みの際は、お気軽にご相談ください。